The jonki

呼ばれて飛び出てじょじょじょじょーんき

HHKB Professional Hybrid Type-S使いがKeychron K2触ってみた

今更ですがKeychron K2というメカニカルキーボードを買いました.HHKB Hybrid Type Sを使っていましたが,気分転換に買ったらなかなか良かったので比較しつつレビューします. 比較ブログなどはすでに多いのですが,自分が感じた特徴を書いておきます.私(ソフトウェアエンジニア)の環境の要求としてはこんな感じです.

  • 仕事はWindowsとPrivateでMac,両方同じ場所で切り替えて使えるようにしたい.
  • 無線でつなげたい.
  • タイプしていて気持ちいい.

f:id:jonki:20210822170451j:plain

購入

最近,日本でも代理店での取り扱いが始まったようです. アルミフレームでRGBのLEDが付いてるフルフルモデルです. ただ本家と比べると倍近い値段がするので,送料込みでも本家で買った方が安いですね.クーポン適用などもあるので買う際は探したほうが良いです.

Keychron K2 Wireless Mechanical Keyboard for Mac and Windows

私の場合,パームレストと送料いれてもこんなもんでした.発送も注文から1週間してないぐらいだったと思います.

f:id:jonki:20210822170914p:plain
明細

HHKBとの比較

HHKB Professional HYBRID Type Sとの比較して行こうと思います. f:id:jonki:20210822170240j:plain

Keychron K2の方が良いと思った点(良いと思った順)

  • バッテリーがリチウムイオンで充電できる.

    • HHKB Hybrid最大の弱点は単三電池の採用だと思っています.静電容量式であるためスタンバイから復帰するためには電源ボタンを長押しする必要がありとても面倒です.かといって常時オンモードにすると電池が1ヶ月で切れます.K2はリチウムイオン形式なので,机に転がっているUSB-Cで適当なタイミングでいつでも充電できるので便利です.10年後もこのキーボードを使うなら単三電池の方が良いかもしれませんが,たぶん違うの使ってるのでリチウムイオン方式が実用的です.
  • キー数が多い

    • キー数は少ないほうが玄人感は強いのですが,やっぱりHHKBは少なすぎです.デバッグIMEでファンクションキーをよく使うので,独立していないキーの入力はとても面倒です.またカーソルキーも,例えばWinキー+矢印,のようなショートカットはHHKBでは3つのキーを押す必要がありタルいです.キーマップをカスタマイズするというのも手ですが,最近はデフォルト設定厨になっているのでこういうカスタムはなるべくしたくありません.
  • 切り替えキーの独立

    • Win/Macの切り替えキー(Win-Alt / Cmd-Optの位置を入れ替えられる)及びUSB or Bluetooth接続の切替キーが,側部に独立している.ショートカットキーや再起動が必要で面倒なDIPキーより便利です.ただOSの切替をしない人には響かないですね.
  • Bluetooth接続切替のストレスが少ない

    • 私のHHKBはHybridなのでBTに対応していますが,接続切替にたまに失敗します.またキーを押し間違えた際も,異なるモードから脱出するのに時間がかかったりと,正直出来は微妙でした.Keychron K2を買って毎日BT切替を行っていますが,問題なく行えています.また接続切替もKeychronの方が若干早い気がしています.
  • LEDが気持ちいい

    • フルカラーLEDがガチャガチャしてて,最初はいらないと思ったんですが意外と気分転換になります.無駄にLEDアニメーションを切り替えるボタンキーも付いているので,変化させて遊んでいます.あと地味に便利だと思ったのが,BTの接続切替にFn+1,2,3を押すのですが,数字キーが点滅→点灯と,接続のステータスがわかるのはとても良いです.
  • 安い

    • HHKBの1/3程度のお値段なのは見過ごせません.

HHKB の方が良いと思った点

  • キーマップ変更の純正アプリがある

    • HHKB Professionalシリーズには純正のキーマップ変更ツールが公開されています.Keychronはこういうものはなく,それぞれサードパーティのソフトを使ってねということです.キーマップの変更はソフトウェアレベルでなく,ハードウェアレベルで行ったほうが不具合も少ないので,この点HHKBは優れていると言えます.
  • キーサーフェス

    • K2というかKeychronのキーサーフェスはすごいツルツルしているのに対して,HHKBはエンボス加工というか表面に非常に細かいツブツブがありサラサラしています.手汗が多い人はK2だと指とキーとの摩擦がそれなりに発生しそうで,好みが分かれそうです.私個人的にはHHKBのサラサラしてるほうが引っかかりもなくて好きです.K2も慣れましたが.

人によって好みは分かれると思った点

  • サイズ

    • K2はHHKBと比べて,列と行が1つずつ増えているため大きいです.ただ机の上に置いてしまうと正直どちらも大差ないかなと感じています.個人的にはこのキー数が一番使いやすいです.似たところでいうとThinkpad Keyboardも好みです.
  • 重さ

    • HHKBは540gに対して,Keychron K2 アルミフレームは985g.そうめっちゃ重いです.持ち運びをしないのであればむしろ重いのは好ましいんですけどね.
  • 打鍵感

    • これはそもそも静電容量式とメカニカルでまったくの別物です.HHKBの独特なスコスコ感はやはり癖になります.K2で今回は赤軸を選びましたが,キータッチが軽いので私はこれも好きです.
  • 静音性

    • これはどちらも甲乙つけ難いです.普通に叩く分にはKeychronの赤軸は普通の赤軸同様,それなりに高いカチャカチャ音がでます.HHKBはType Sを使っているので静かではありますが,コトコト低く響く音なのでどちらも深夜とかにはちょっと気を使います.その点では赤軸のほうが押し切る必要がない分,音を抑えた打鍵ができるかもしませんね.

Keychronの残念だったところ

  • 一緒に買ったパームレスト
    • キーボードではなくパームレストです.木製のパームレストなのですがちょっと歪んでいて置くとガタガタします笑.Youtubeに上がってるレビュー動画でも同様の報告を見ました.Keychronのサポートに文句をいったところ,新品を送ってくれましたが,新しい方もちょっとガタガタします.実用上は問題ないのですが,A型の私は気になるところ.購入を検討されてる方は注意してください.

まとめ

Keychron K2を買ったので,HHKB Professional Hybrid Type-Sと比較レビューを投稿しました.HHKBの良い点をなかなか上げていませんが,あの打鍵感は大好きではあるのでHHKBも未だに好きなキーボードではあります.なので気分でまた使います.それまではしばらくメカニカル生活を楽しみます.それでは.