佐々木 俊尚さんのキュレーションの時代を読んだ。
様々なエピソードを通して、最終的にキュレーション、キュレーターの説明をするのだけど、非常に面白かった。せっかくということで、この本で提供されている"視座"を自分も世間に提供しよう!と思ったけど、まだ綺麗にまとめられるだけの技量がないので、気になった部分だけを散発的に引用するだけにしておく。
広告のクリエイティブ・ディレクターとして世界的に有名なアレクサンダー・ゲルマンの言葉。彼は「ポスト・グローバル」というコンセプトも提唱しているらしく非常に興味深い。
「魂に響くものなら、どんな文化とも共鳴しあえる。本当のグローバルとは画一化されて巨大化することじゃなく、人間の根源的な部分で相通じることができるようになることだ」
佐々木さんの定義するプラットフォームの定義。
- 非常に圧倒的な市場支配力を持っていること。
- 非常に使いやすいインタフェイスを実現していること。
- プラットフォームの上でプレーヤーたちに自由に活動させる許容力があること。
最後に佐々木さんはこういう締めくくり方をしている。
大切なのは、将来出現してくるソーシャルメディアを軸とした情報の流路がどのような全体像になっていくのかというビジョン。