Windowsの環境でも快適なVim環境を整えるために、VimFilerとVimShellを動かすところまでをこの記事では書きます。
構築環境
Windows 7 Professional
準備
gVimをKaoriYaさんからダウンロードして、適当な場所に展開してgVimなどにリネームして使います。今日ダウンロードしたらvim74-kaoriya-win64-20140330でした。ちなみに私はC:\gVim\という感じでC直下においています。
neobundle環境を作る
ホームディレクトリにneobundleのホームとなるような場所を作ります。git環境は作っておいてくださいね。
$ mkdir -p ~/.vim/bundle $ git clone https://github.com/Shougo/neobundle.vim ~/.vim/bundle/neobundle.vim
_vimrcの作成
gVimを展開してルートにあるvimrcとgvimrcは編集せず、新たに同じ場所に「_vimrc」を作ります。追加したいバンドルはお好みで。
filetype off if has("vim_starting") set nocompatible set runtimepath+=~/.vim/bundle/neobundle.vim endif call neobundle#rc(expand('~/.vim/bundle/')) NeoBundleFetch 'Shougo/neobundle.vim' NeoBundle 'Shougo/neocomplete.vim' NeoBundle 'Shougo/unite.vim' NeoBundle 'Shougo/vimproc.vim' NeoBundle 'Shougo/vimshell.vim' NeoBundle 'Shougo/vimfiler.vim' NeoBundle 'itchyny/lightline.vim' NeoBundle 't9md/vim-textmanip' NeoBundle 'Shougo/unite.vim' NeoBundle 'ujihisa/unite-colorscheme' NeoBundle 'tomasr/molokai' " Installation check. NeoBundleCheck filetype on filetype plugin indent on
VimFilerの確認
gVim.exeを再起動すると上に書いたバンドルがインストールされていきます。:VimFilerなどとやって成功したらOKです。
VimShellを動かす
このままの状態でVimShellを動かすとこんな感じに怒られるはず。
E492: エディタのコマンドではありません: VimShell Error occured while loading vimproc. Plase install vimproc Ver.6.0 or above
VimShellを動かすにはVimProcのdllを入れる必要があります。これまでは自分で作る必要がありましたが、2012/12/13版からvimprocのdllがgVimに同梱されています。よくWin環境でのセットアップ記事見ると自分で作っている記事が引っかかりますが、この配布前の記事のようです。結構ハマりどころだったので助かりました。
gVimのzipファイルの中にwin64のvimprocのDLLがあるのでneobundleのvimproc.vim/autoloat/以下にコピーしましょう。これで動くようになるはず。
gVim\plugins\vimproc\autoload\vimproc_win64.dll // 同梱されているDLL $HOME\.vim\bundle\vimproc.vim\autoload // ここにコピーする